妊活をきっかけに退職した理由や経験談

女性にとってみれば、結婚・妊娠・出産はとても大きなものです。男性は結婚をしても、お仕事を継続していられますが、

 

女性は出産や、子育ての事を考えると退職をせざる負えない事もあるものです。

 

今回は妊活をきっかけに退職した理由や経験談といった内容をお伝えしていきたいと思います。

私が妊活をきっかけに退職した理由

 

私は19歳の頃に今の主人とお付き合いをして、24歳の頃に入籍をしたのですが、その当時は主人は総合スーパーの次長として、私はペットショップの店員として勤務しておりました。

 

まだ結婚したばかりの頃は、お互いに仕事が大事という気持ちや、お金をある程度貯めたいという事などが理由で全く妊活をしておりませんでした。

 

しかし、2年が経過して同じ時期に結婚をした仲の良い子が、どんどん妊娠、出産としていくのを耳にした時に、

 

『私もそろそろママになってみたいな。』

 

と思うようになりました。

 

その時に漠然と考えていた事と言えば、

 

『私が妊娠をしたら退職をしなければならない』

 

と感じていました。

 

その理由としては、出産した後、

 

『子供のお世話が出来るのが私しかいない』

 

という事でした。我が家の実家は遠方で、子供を預かってもらえない状況という事は最初から理解していましたし、主人のお義母さんも既に他界されており、そんな事情もあって、いずれ

 

『私が退職をする事になるんだろうな』

 

と思っていました。

 

しかし何処かでは『自然と赤ちゃんが出来るかな。』と、気楽に考えていた部分もあり、

 

そのまま働き続けていましたが、なかなかそんな都合良くもいかず、『私の身体に何か異常があるのかもしれない。』と感じ、

 

産婦人科に行って相談をした所、『生理周期の乱れなども原因で、妊娠しにくい可能性がある。』と言われてしまいました。

 

その言葉がとてもショックで、『どうしても赤ちゃんを授かりたい!』という私の気持ちに火を付けたので、主人にも相談をして、この機会に『退職をして妊活に専念をしよう!』

 

と決意に至った事が仕事を退職した理由でした。

 

 

妊活をきっかけに退職してプラスだった事

 

妊活をキッカケに退職をした当初は『医師に妊娠しにくい可能性がある。』と、言う理由で、不安になりすぐに退職をしようと決断しましたが、

 

冷静に考えた時に、『何も焦って退職までしなくても良かったのかな。』と、思う事も良くありました。

 

しかし私の勤めていた職場では、15kg以上のドックフードや、ペットケージなどの重い物を運ぶ作業が多々ある職場でしたから、

 

『せっかく赤ちゃんを授かっても重い物を運ぶ事で流産してしまったらどうしよう。』

 

といった面からの不安は大きく、結局この決断は正しかったんだと自分の心の中で思うようなりました。

 

又、今までの自分が背負ってきた仕事の責任感から解放されたので、気持ちを穏やかに保つ事が出来て、主人に対しても優しくなれましたし、

 

自分の自由な時間で、凝ったお料理が作れたり、普段ならやれない部分のお掃除が出来たり、家事が凄くはかどる事で、気持ち良く生活する事が出来ました。

 

後は、食事の時間や睡眠時間も規則正しなったお陰で、自分の心と身体が凄く元気になっていくような感覚がありました。

 

更には【妊活】という事に、より一層集中できた事で、基礎体温から自分の生理周期がだんだん読み取れるようになったり、排卵日が何となく分かるようになったりと、

 

とても勉強になる事が多かったですし、、それによって妊活生活のモチベーションが上がり、

 

『いつか必ず自分の元へ赤ちゃんが来てくれるはず。』

 

と、大きな期待を持つ事が出来ました。

 

このような気持ちになれたのは、お仕事をしながらでは、気付けなかった事なので、妊活に専念するという決心をして良かったなと、感じられた瞬間でもありました。

退職してマイナスだった事

 

妊活をキッカケに仕事を退職してプラスだった事もあれば、やはりマイナスだった事も正直に言えばあります。

 

それは金銭面的な面が一番大きかったです。

 

自分が仕事を辞めてしまった事によって、旦那さんだけに稼いできてもらっているという後ろめたさや、今までよりも切り詰めた生活をしなければいけなかったりと、

 

暮らしが少し変化してしまう事もあります。

 

又、自分の稼いだお金であれば、色々と自分の好きな物が買えたりしますが、主人のお給料でのお買い物となると、

 

自分の欲しいなと思う物も購入する事に躊躇してしまう事が多かったです。

 

その他にも未来の子供の出費に向けて少しでも貯金しておきたいと思って働いていたにも関わらず、子供を作る為に退職をするといった、

 

あまり聞かないような事を自分は何故やらないといけないのか?

 

と、自問自答する事もありましたし、退職した事によって、仕事のストレスはなくなりましたが、一日中家にいる事のストレスもあるんだなと初めて気付かされ、

 

気分的に落ち込む事も多かったです。

 

今まで仕事が多忙過ぎて、自分の時間があまりとれなかった私にとってみれば、ある意味それが充実していたようで、妊活を機に退職し、

 

時間を持て余してている事が苦痛だなと、感じてしまう事も正直ありました。

 

特に身体が悪い訳でもないので、外に出歩きたい気持ちもありながらも、外出する事で、

 

『余計な物も購入しちゃう。』といった事もあり、その理由からも自宅で過ごす時間が多かったのもあります。

 

 

退職して学んだ事

 

妊活を始めてから私は約7か月程で第一子を授かる事が出来たのですが、それまではタイミングを合わせても全く出来ない時もあり、

 

そんな時は『もっとお仕事していれば良かった。』と思う事がありました。

 

なので私のようにお仕事をする事によって充実感や満足感を得られるという方は、退職をした後も在宅ワークなどでお仕事を見付けたり、

 

近くのコンビニなどで週に一度だけ働いてみたりする事でも、とても気持ちが変わりますし、

 

『妊活の事だけに気持ちが向いてしまいそうで怖い。』

 

といった方も同様にこの機会に新たな趣味を見付けたり、

 

今まで出来なかった家の中を綺麗にしてみたりと、妊活自体に依存してしまわないようにしてみる事も大事です。

 

やはり日々何かに没頭しているから時間も早く感じる事が出来ますし、そこに遣り甲斐などもあると、より一層妊活中も楽しく過ごせる事と思います。

 

後は、妊活の為に退職を了承してくれたご主人に感謝の気持ちを忘れずに、

 

旦那さんへの配慮や気配りも忘れずに過ごす事によっても二人の関係を更に良くするものだと思いますそこも重要です。

 

又、妊活はとても地道な日々になります。あっという間に赤ちゃんを授かった方に関しては凄くおめでたい事だと思いますが、

 

なかなか授からないご夫婦にとっては試練の道と感じる事の方が多いと思います。

 

なのでどんな時でも、お互いに歩み寄りながら生活をしていく事が、一番大事な事だと思います。

 

 

妊活がきっかけで退職した事も誇りに思って

 

自分の周囲に妊活がキッカケで退職した方が例えいなくても、

 

『身内にそこまでしなくてもいいのに。』

 

等と言われたとしても、決して落ち込まないようにする事が大事です。

 

皆が皆、順風満帆な人生を歩む事は難しいですし、自分がすんなり出来た事が他の方は出来なくて、悩んでいるという事もありますから、

 

今の自分の決意をぜひ誇りに思って前へ進んで下さいね!