妊活うつには気を付けて!原因や改善策は?妊活うつの経験談
妊活中は自分では妊活時期だと思っていても周りから見れば、いたって普通の生活をしているかのように見えるものです。
当事者としてみれば『早く赤ちゃんが欲しい!』という気持ちを強く抱いているので、気持ち的に焦りやすい時期でもあるものですが、そんな時に気を付けて頂きたいのがうつです。
今回は実際に妊活うつになってしまった経験談や原因や改善策についてお伝えしていきたいと思います。
妊活のうつとはどのような症状なの?
今ではうつ(鬱)病と診断されてもそこまで珍しくはない時代で、会社での事情が絡んだうつだったり、人間関係トラブルでのうつ、
そしてご家庭内でのトラブルによってのうつなど、様々な原因で発症してしまうといったものがうつでもあります。
そんな中で、妊娠中や産後でのうつというのも良くある話なのですが、妊活中にもうつになってしまう事だってあるのです。
そんな妊活中のうつとは、どのような症状なのか?と言われれば、一概にこれと断定する事が難しいものでもありますが、一般的な症状としては、ひどく気分が落ち込んでしまったり、
日常生活の事に対して希望ややる気が湧かなくなってしまったりという事が挙げられます。
そのような症状によって結果的に妊活自体が嫌になってしまうケースも良くありますので、十分に注意が必要なものでもあります。
出産や、子育てというのは大変でも必ずゴールがあるものなのですが、妊活というのは【ここまで頑張ったから、赤ちゃんが出来ます!】という明確なゴールが見えづらいものでもあるので、
どんなに一生懸命に頑張ったからといって自分の期待していた結果に繋がるという事が約束出来ないものでもある為、どうしてもマイナスな気持ちになりやすい傾向もあります。
なので、最初は妊活に意欲的に頑張っていても、生理が何度か来ると、自分の妊娠力に自信が持てなくなり、『頑張っても意味がないのかもしれない。』と、不安だけしか感じられない状態に陥りやすくもあるのです。
又、最初はご主人と二人三脚で頑張っていこられた方も、徐々にご主人側の妊活態度が薄れてくると、奥様側の気持ちも焦り、それによってイライラしてしまいますし、その結果、
ご主人に強くあたってしまい、喧嘩になり妊活自体から二人共遠ざかってしまう事だってあります。
そうなると女性側は深く傷つきますし、何も手に付かなくなり、気持ちもより落ち込むのでうつにかかりやすくもなります。
このように妊活時期というのは、傍から見れば微笑ましくも感じられる事なのかもしれませんが
本人同士としては妊活生活によって、【うつになってしまう事もあるぐらいデリケートな時期】という事をお互いに認識しておく事も必要です。
妊活のうつ病の原因とは?
これも一概に断定出来ないものでもありますが、妊活中の女性は人それぞれの思いを抱えながら妊活を日々頑張っていると思います。
例えば、自分の年齢に焦り始め、妊活を始める方や、大好きなパートナーとの赤ちゃんがすぐにでも欲しい!と望んでいる方、又は、
ママになるってどんな感じなんだろう?と、子育てに興味が出てきて妊活に励むことにしてみたりと、それぞれ色々な気持ちがあっての妊活だと思います。
そんな中で、やはり妊娠というのは女性だけがどんなに頑張ってみたって、ご主人の力がなければ成り立たない事でもあります。
そういった時にご主人が快く妊活に励んでくれる方であれば良いですが、必ずしもそうでもないご家庭もあります。
そうなった時に、女性側の気持ちは焦るばかりですし、思い道りにいかない事でのイライラも増す事もあるでしょう。
そんな焦り苛立ちといった自分の気持ちから深く悩みうつになる事もありますし、何度か妊活に励んでみてもうまくいかずに
『また今月も生理が来た。』
といったように落胆し続ける事で、自暴自棄となり、うつ病になってしまう事もよくあります。
又、妊娠を強く望んでいる女性にとっては、一か月という期間でも物凄く長く感じるもので、次の生理まで妊娠をしているか待てなくなり、
フライング検査までしてしまう方も多く、そのぐらい【妊娠】という二文字は自分の頭の中の大半を占めている分、生理がきてリセットされてしまう事というのは、
妊活女性にとってみれば、心に大きなショックを受ける事でもあるのです。
更には妊活をする前から、妊娠しづらい可能性があるという自覚がある方の場合は、最初から妊活をネガティブに考えてしまう事が多いので
他の方よりデリケートに考えてしまいやすいので、『私はこのままずっと妊娠する事は不可能なのではないか。』と、諦め、そこからうつになり妊活をやめてしまう事もあります。
妊活うつの経験談
私が結婚をしたのが24歳の頃でしたが、周りの子達も徐々に結婚をしていき、次から次へと妊娠の報告を聞いた頃に、『そろそろ私も妊活を始めようかな。』と思い、26歳の頃に妊活をスタートしました。
しかし元々主人とは結婚前からスキンシップも無い状態での生活でしたから、今更スキンシップをといった状態でもありませんでしたし、
結婚前に多忙な仕事の影響で主人はED気味のようだと知っていたので、なかなか誘いづらいのもあり、妊活を意欲的に取り組む事を難しく感じていました。
なので、その事でも正直とても焦りましたし、私の生理不順などもあり、お互いに妊娠に不利な状態になっており、
『このまま私は子供を授かる事は不可能なのかもしれない。』と、弱音を友人に話した事もありましたが、結局はお互いに努力をする事以外、
何も解決策は無く、とにかくお互いに気を遣い合いながら私達なりに妊活生活を進めていきました。
しかし、そのような状態でしたから思うようには進まずに、何度か妊活に挑戦してダメだった時は決まっていつも、何とも言えない複雑な思いを感じましたし、
結果に繋がらない事への不安と焦り、更にはとても悲しい気持ちとショックな気持ちも重なり、全ての事に全く身が入らない状態に陥った事からうつになりました。
その時に、それを見かねた友人は
『次、頑張ればいいよ!』
と、私を一生懸命慰めてはくれましたが、その時はまた頑張ろうという前向きな気持ち
に切り替えをする事が難しく、自分の殻に閉じこもっていた時期でもありました。
幸いな事に私の両親や義理の親には『早く孫の顔が見たい。』といった言葉でのプレッシャーは無かったのですが、そのようなうつの状態に周囲の何気ない言葉は時として妊活をしている女性の気分を害する事なんだなと、とても感じましたし、
うつになってしまった方への配慮ある言葉や、気持ちを楽にしてあげるような対応をしてあげる事で、逆にその方のうつを和らげてあげる事も出来るんだと感じました。
私は不妊だった友人からの励ましで徐々にまた頑張ろうと思えたので、今ではとても感謝しています。
妊活のうつの対策とは?
皆さんそうだと思いますが、いくら前向きに日々頑張っていても、体調を崩した時や、嫌な事があった時、悲しい事があった時などはやっぱり気分は落ち込むものです。
その感情はとても自然な事で、そこで自分の気持ちを変に隠したり、無理に誤魔化そうとせずに、日々の生活でも色々な事があるように
【妊活で落ち込む日があって当たり前!】
【思い道りにいかない事だってあるよね!】
【辛い思いの分だけ、その先には幸せがある!】
と、自分自身に声を掛けてあげながら、自分の思っている気持ちをコントロールしてあげる事が大事です。
なんでもそうですが、嫌な事は無理をしたって続きませんし、心に溜め込んでいても逆に大きく膨らむばかりですから、常に吐き出すクセを付ける事が大事です。
又【妊活=大変な事、嫌な事、先が見えない】等とマイナスな言葉として考え始めてしまうと、
どんどん嫌な方向に流れていき、知らないうちにうつになってしまう事もあるので、なるべくマイナスに考えない事と、妊活中でもありながらも、
息抜き出来る環境作りや、妊活ばかりに集中し過ぎない生活を意識しながら過ごす事がとても重要です。
気を張って妊活を頑張るというよりは、『楽しく生活をしながら、ついでに妊活も頑張ろう!』といったぐらいの軽い気持ちで考えて進めてみる事も大事です。
又、それぞれのご夫婦によっても生活スタイルは違いますし、性格も違いますから、妊活を進めていくペースも異なっていく事でしょうから、
そこは自分達と周りのご夫婦との比較をしないように、夫婦二人のペースで進めていく事が一番大事な事です。
後は、妊活時期には気分を変えて、二人の好きな事をしたり、旅行に行ったりと、妊活に前向きになれるような努力もされてみる事もお勧めです。
何よりも自分と相手の気持ちが穏やかな状態で妊活を頑張って頂きたいですし、二人で違う事を体験する事で夫婦の絆も大きくなり、
妊活に良い方向に繋がる事もありますので、非日常生活の遊びや休暇も必要だと感じます。
うつになりそうになったら一度休もう!
『もしかして私うつになりかけている?』と思った場合は、一度妊活から距離を置く事をお勧めします。
『妊活をやめたら、更に赤ちゃんが出来なくなるんじゃない?』といった不安な気持ちも一度頭から切り離してあげて、妊活前の自分のライフスタイルに戻してあげる事も必要です。
妊活でまず一番大事な事は、【心と身体が元気な状態】である事が大前提ですので、一度心と身体を十分に休めて、改めて挑戦していきましょう!