不妊治療と仕事の両立は難しい?大変だったことや乗り越えた経験談
不妊治療をしていると病院に行くタイミングなどもあり急にお休みをしなければならないこともあります。
仕事をしていると、前日に休みをとったり、時間を確保したり、両立が難しく悩んでしまったりしますよね。私、自身そうでした。
今回は実際に仕事をしながらの通院をして大変だったこと、乗り越えた経験談をお伝えしようと思います。
仕事との両立
結婚して2年ほど経ったころ、妊娠の気配が全くないので近所の婦人科で検査だけでもしてもらおうかと受診しました。
結果、とくに問題もなく、ちょうど排卵するタイミングでもあったので、先生に「明日来てください」と言われました。
受診した日は仕事を休んで来ていたので、翌日も仕事を休まなければならないのかと思うと…悩みました。
でも、せっかくのチャンスだしと思い、午前の半日だけお休みを貰って受診。
まだ排卵はしていないのでまた明日、と言われましたが、さすがに連日休むのは無理なので受診できないと言うと、では今日と明日はタイミングとってくださいね、と。
そんなタイミング指導を2ヶ月ほど受けましたが、仕事を休んでばかりもいられずその病院は行かなくなりました。
人気の婦人科で、朝から並ばないと午後の診察も埋まってしまうような病院だったのです。仕事帰りに寄れるような病院を選ぶべきでした。
その後は自分で基礎体温をみて、タイミングとったりしていました。しばらくして、わたしは病気をしました。
「関節リウマチ」という免疫疾患で、関節が破壊されてしまう病気です。
リウマチの進行は人それぞれで、私の場合は関節破壊もさほど進行はしていないということで、痛みを内服薬でコントロールして妊活に本腰を入れることを決めました。
病気のこともあったので、仕事の両立を難しくなり、会社を辞めました。その後は、不妊治療に力を入れている病院を探して妊活を頑張りました。
でも薬の副作用が辛くて、少し通院を休んだりと思うようには進みませんでした。
うまくいかないことに毎日悶々としていて、家でくさっている自分。夫に八つ当たりしていたこともありました。
少しでも仕事を続けていたら、気持ちの切り替えもできたのかな?でも、病気をして不妊治療の通院もと考えると、その時に仕事を続けるという選択肢が自分にはなかったのです。
高度不妊治療へのステップアップ
妊活の情報誌やブログを通じての口コミなどで、評判の良い病院を見つけて、カウンセリングを受けました。
病院を替えて不妊治療を再開。そこでは体外受精をやるということで治療が進められました。
そこで悩ましいのが高額な医療費。助成などあるものの、頻繁な通院や薬代などで何かとお金はかかります。
関節リウマチは、薬のおかげで痛みを緩和できている状態でした。またお仕事しようかな、と思い、探したパートが午後2時からの調剤薬局の事務。
午前に通院することが多く予約制の病院なので早い時間帯の予約を取れば仕事にも間に合うと思い、その仕事を選び採用してもらいました。
でも、リウマチのことは面接時に申告したものの、不妊治療のことは伝えませんでした。仕事を再開したことで、仕事に慣れるまでは体はしんどかったものの、気持ち的にはラクになりました。
寝ても覚めても不妊治療…そんな生活がよくなかったのだと思います。
あとは金銭面の不安も。貯蓄があったとしても、先の見えない不妊治療はお金があってこそ。少しの稼ぎでも足しになるのなら、とそんな思いでした。
職場の理解
仕事を始めてからは、ありがたいことに時間帯もピッタリで、不妊治療の通院もスムーズに行くことができました。
職場は、薬剤師さんも女性が多く、年齢も近いこともあり仕事以外の会話も時々するようになりました。
わたしが入社したのは辞める事務の方がいたから。入社してすぐに歓送迎会がありました。
薬剤師の人といろいろお話していて、お互い不妊治療していることが判明。彼女はタイミング指導から人工授精に切り替えたところでした。
飲み会でそんな話を二人でしていたのですが、翌日には女性の薬剤師さんたちにわたしの治療の話も公になっていました。
リウマチの薬のこと、不妊治療の内容など根掘り葉掘り聞かれました。でもぜんぜん嫌な気はしなくて、むしろ話を分かってくれる方たちばかりでうれしかったのです。
不妊治療をしている薬剤師さんも、今後のためにと病院の様子などもいろいろ聞いてきました。そんな中、事務の方が妊娠。
彼女も私の治療のことは知っていて、早く妊娠できるといいねと励ましてくれて、産休に入る前に「富士山」の絵を描いてきてくれました。
これ、ジンクスなんですけどね。妊婦さんに富士山の絵を描いてもらうと妊娠するって(笑)
陣痛が来た時に描いてもらうといいとか、赤富士がいいとか、いろいろありますけど。思いのこもったプレゼントが何よりうれしかったです。
そんな理解のある仲間に恵まれたおかげで、通院も頑張れたし仕事も頑張れました。おかげで体外受精は成功。無事、妊娠。妊娠6ヶ月で退社しました。
人間関係も良くて働きやすい職場だったので、産休とって戻ろうかなとも思いましたが、リウマチは産後に悪化する可能性大と言われていたので、仕事は辞めました。
不妊治療を一緒に頑張っていた職場の仲間も、わたしと同じ病院で体外受精に切り替えて1年後に妊娠。2人目はなんと自然妊娠!今では2児の母で、ママ友です。
やってみないとわからない
不妊治療は先の見えないこと。そう、やってみないとわからないし、どこまでいつまで続くのかもわからない。
仕事をしながら治療をするには、職場での理解は不可欠だと思います。どうしても仕事を休みがちになってしまう。
上司が納得していても、仕事をフォローしてくれる同僚が理解してくれなければ居心地が悪いだけです。
治療して妊娠に至らなかったらと考えると、それもまた治療をすることを言い出しづらいです。
わたしはそういうところにすごく恵まれていたのだと思います。リウマチがわかった時に辞めた会社も、バイトでいいから通院優先して働かない?と声をかけていただきました。
地元では大手の企業で、産休育休もきっちり取れる会社ですし、わたしが働いていた頃に育休を取った男性社員もいらっしゃいました。
わたしは派遣社員だったので、バイトという形での提案でしたが、理解を示してくださったことは本当にありがたかったです。不妊治療は心身ともに負担が大きいです。
家庭でも職場でも理解をしてくれる人がいないと続かないと思います。わたしは夫があまりにも非協力的でしたので、職場の仲間が心の支えでもありました。
不妊治療を経験して、一番大変だったことは気持ちのコントロールです。仕事を朝から晩までしていたら、わたしの場合、不妊治療は続かなかったかもしれません。
パートで午後だけの仕事。午前は通院に気兼ねなく行けるし、通院のない日は家でゆっくりもできる。最終的にこの働き方にしたことも、自分の気持ちのコントロールがうまくできたのかもしれません。
最後に
不妊治療と仕事の両立、本当に難しいです。アドバイスできるとしたら、自分の生活スタイルや考え方にあった病院を探すこと。
わたしは自分に合った仕事を後から探しました。でも、今仕事をしているのなら、簡単には辞められないですよね。
不妊治療か仕事か、どちらを優先するか天秤にかけなければならないのかもしれません。それはその人の価値観です。絶対こっち!はありません。
どちらもうまくできる方法を自分で探すしかないのかもしれません。でもきっと、道はある!そう思います。